ついつい子どもに伝えたくなる!! 阿蘇の草原ハンドブック このウィンドウを閉じる
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解  説

2.水のゆくえ

(1)阿蘇で生まれた水はどこへゆく
   地球上の水は、海や陸から蒸発して雲となり、雨や雪となって再び地上に降ってきます。降った水は大地にしみ込み川に注ぎ、一部は地下水となってやがて海へもどっていきます。このように水は空と地上の間を循環しています。
 一般的に、上流にある森林は、降った雨を葉や根のまわりに蓄えて地下にしみこませます。阿蘇では、草原がその役割を担っています。そして蓄えられた水はあちこちから湧き出し、大きな川になり、上流、中流、下流と流れ、流域の人々の生活用水や農業用水、工業用水などとして使われ、やがて海に注ぎます。
  水の循環
  (参考:くまもとキッズ&ファミリーHP


(2)九州の主要都市と川でつながる阿蘇
   阿蘇は九州の主な河川の源流となっています。
熊本県内の白川、緑川、菊池川はもとより、九州最大の河川である筑後川をはじめ、大分県の大野川や宮崎県の五ヶ瀬川も源流をたどれば、すべて阿蘇山もしくは阿蘇の外輪山へたどりつきます。
 これら6河川の流域面積は約9,000平方キロメートル、流域人口は約230万人で、九州の人口のおよそ6分の1にあたります。熊本県では地下水を使っているところが非常に多く、熊本市周辺では、生活用水のほぼ100%が地下水を利用しています。阿蘇が「九州の水がめ」たる所以がここからもわかります。
  (参考:くまもとキッズ&ファミリーHP


コラム 阿蘇山及び外輪山に水源をもつ水系
○菊池川水系
阿蘇市西部の山間部(北外輪山)に発し、菊池水源(菊池市)を形成して菊池平野を流れ、玉名市内を貫流して有明海に注ぐ。
○白川水系
源を阿蘇中央火口丘群に発する白川は、南郷谷を経て立野に至り、阿蘇谷を流れる黒川と合流し、熊本市の中心部を貫流している。
○緑川水系
緑川は九州脊梁山系の一つ三方山に発し、険しい山岳地帯を流れ下る。途中阿蘇南外輪山から発する五老ヶ滝川など多くの支川を合わせ、白川とともに熊本平野を潤す河川である。
○筑後川水系
筑後川は源を瀬の本高原に発し、高峻な山岳地帯を流下して、阿蘇北外輪山から流れ出る小田川などの多くの支川を合わせ、肥沃な筑後、佐賀両平野を貫流し、さらに、早津江川を分派して、有明海に注ぐ。
○大野川水系
大野川は源を宮崎県西臼杵郡祖母山に発し、産山村の池山水源の湧水が生み出す玉来川などの支流とあわせて、中流峡谷部を流下し、大分平野に出て、さらに支流を合わせ、別府湾に注ぐ。
○五ヶ瀬川水系
五ヶ瀬川は源を宮崎県と熊本県の県境にそびえる向坂山に発し、高森町東部の外輪山から流れ出る支流を合わせつつ高千穂渓谷を流下し、延岡平野に入り、日向灘に注ぐ。

(参考:国土交通省河川局HP)

阿蘇山及び外輪山周辺を源流とする九州の川
阿蘇山及び外輪山を源流とする6河川の概要
河川名
流域面積(km) 延長(km) 流域内人口(人) 源流
大野川 1,465
107
206,818 産山村、阿蘇市波野、久住町
五ヶ瀬川 1,820 106 134,128
上益城郡山都町(旧蘇陽町)
緑川 1,100 76 517,189 西原村
白川 480 74 131,375 阿蘇市
菊池川 996 71 208,694 阿蘇市、旭志村
筑後川 2,860 143 1,090,777 小国町、南小国町
合計 8,721 577 2,288,981  
資料:第7回河川現況調査(平成7年度末)結果より


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