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9月中旬になると、阿蘇の草原のいたるところで採草作業が始まります。場所によっては子供の背丈の3倍ほどにも伸びた草を刈る作業になり、今も昔も重労働です。昔は刃渡り40cmほどの大鎌をふるっての作業でしたが、最近はエンジン付きの刈り払い機や、大型の草刈り機で刈ります。
むかしはトラクターがなかったので、ほとんどの農家で牛や馬を飼い、トラクターの代わりに使っていました。そのため、餌となる草が必要で、今以上に多くの草を刈っていました。南郷谷のある牧野では、朝、一番列車の汽笛を合図に、みんなが競って草刈りをしたそうです。草が足りないほどでしたから、草刈りのできる場所や期間は厳しく決められていたのです。 |
草を刈ったあとの草原
刈り払い機によって草刈りをしたところの写真です。扇形のきれいな模様が描かれていますが、草を集めると消えてしまう模様です。秋の草原は、時間限定のランドアートなのです。
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