テーマ3 草原と、そこに暮らす生き物たち
<ねらい>
阿蘇では、日本全国に分布する植物の種類のうち、実に5分の1にあたる1,600種もの植物が見られるほか、チョウや野鳥の種類も、九州随一の数を誇っています。また、日本でも阿蘇の草原でしかみられない動植物がいくつも確認されています。こうした動植物の世界は、阿蘇が活火山であったり、草原であったりという特異な自然環境にあることはもちろん、その背景には、阿蘇に暮らす人々の世代を超えた草原での営みがあり、長い歴史の中でつくられてきたものだということを伝えなければなりません。
まずは、草原や身近に見られる動植物を実際に観察し、豊かな自然環境の中で様々な草花や生き物が生育・生息していることや、阿蘇の文化である「盆花採り」について話を聞いたりする中で、先人が自然と上手にかかわって暮らしてきたことを知りましょう。
さらに、草原をとりまく環境の変化から、絶滅の危機に瀕している動植物があることを知り、その原因が人々と草原との関わりが薄れてきたことにもあることに気づけば、阿蘇の草原の大切さが感じられるでしょう。 |
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| 1.草原が動植物の宝庫であることを知る。 |
●草原で見つけた植物を図鑑で調べてみよう。
草原で見つけた植物を図鑑で探してみよう。どんなところに好んで生育する植物なのか、を調べてみると、草原にしか生育できない植物であることがわかるでしょう。また、日本のどこに生育するかを調べてみると、実は、阿蘇にしかない植物であることがわかるかもしれません。
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●野鳥の声を聞こう
校庭や、近くの草原や森に出かけ、何種類の鳥の声が聞けるか耳をすまして聞いてみましょう。そして、聞こえた鳴き声をみなで真似したり、ノートに記録したりしておきましょう。野鳥の種類の多さに気づくことができるでしょう。草原では、ホオジロ、ホオアカ、セッカ、キジなどは個体数も多く、運がよければあちこちで見られます。
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<場所> 休暇村南阿蘇 (高森町)/ 野鳥の森 (菊池渓谷源流)
<本> CD 声でわかる山野の鳥 日本野鳥の会発行 |
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| 2.阿蘇にしかいない絶滅寸前の動物がいて、植物があることを知る。 |
●阿蘇にしかいない希少な動植物を調べよう。
絶滅の危機にある動植物をリストアップしたRDB(レッドデータブック)から、阿蘇に生息する動物、生育する植物を調べることで、阿蘇にしか生息しない動物がいること、阿蘇にしか生育しない植物があることがわかるでしょう。そして、なぜ絶滅の危機に瀕しているかみんなで考えてみましょう。
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| 3.草原の多様性から生まれた文化を知る。 |
●おじいちゃんやおばあちゃんに、草原で行われていた行事について話を聞こう。
おじいちゃんやおばあちゃんに、草原で行われていた行事について話を聞いてみると、今は行われなくなった「盆花採り」などの話を聞くことができるでしょう。
| ヒント |
盆花採りは、昔からの阿蘇の風習で、お盆の時期に、色とりどりの花を草原から摘んできて、先祖に供えたというものです。おじいちゃんやおばあちゃんに、どんな花を採っていたのか、今もやっているのかなど聞くことで、先祖の自然に対する敬いの心や、自然との上手な付き合い方を知るとともに、阿蘇の貴重な文化を後世に語り継いでいくきっかけとなるでしょう。 |
| さらに |
なぜこの風習がみられなくなっているか、いつ頃からしなくなったかについて聞いてみたり、お盆の時期に墓前にどんな花が供えられているか調べてみたりすることで、草原と人々とのかかわりが変化してきたことが分かるでしょう。 |
| さらに |
どんな花を採っていたかを調べてみましょう。いまでも採っていい花なのかを調べてみましょう。市役所や役場に問い合わせてみると、採ってはいけない花があることが分かります。なぜ採ってはいけないのかも考えてみましょう。 |
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