阿蘇は、熊本市から東に約40km、九州のほぼ中央にあたる場所にあります。
世界でも有数のカルデラ地域を形成していて、カルデラの大きさは東西約18km、南北約24km、面積は約380km2で、雲仙普賢岳のある島原半島(463km2)と同じくらいの面積をもっています。
カルデラの中央部には「阿蘇五岳(あそごがく)」と呼ばれる根子岳(ねこだけ)、高岳(たかだけ)、中岳(なかだけ)、杵島岳(きしまだけ)、烏帽子(えぼし)岳(だけ)がそびえ立ち、周囲を外輪山が取り囲んでいます。標高が400〜800mの高原地帯なので、夏は涼しく、冬はかなりの寒さになります(阿蘇乙姫観測所での1979年〜2000年までの年間平均気温は12.7℃、熊本市は17.4℃)。また、年間平均降水量は阿蘇山上では約3,250mmと、全国平均とされる1,700mmの2倍近くになり、平地部にある乙姫観測所でも、年間約2,860mmと、雨の多い地域です。
人口は、1市3町3村(阿蘇市、南小国町、小国町、産山村、高森町、南阿蘇村、西原村)をあわせて、約7万1千人(平成15年熊本県推計人口調査-平成16年4月1日現在-より)です。人口はカルデラの中に集中しており、約4万7千人(平成15年熊本県推計人口調査を基に旧阿蘇町、旧一の宮町、高森町、旧白水村、旧久木野村、旧長陽村の人口を合計した数字)が暮らしています。
阿蘇では、その気候と自然環境を活かした農業・畜産業が盛んに行われており、田植えがはじまる5月頃には、カルデラの底が水を張った田んぼで一面鏡のようになり、カルデラの周辺に広がる草原には、放牧されたあか牛がのんびりと草を食んでいる光景を見ることができます。秋には、紅葉の美しい渓谷、冬には氷結する滝、そして春には草原を駆け上る野焼きの炎、阿蘇は四季を通じた魅力に溢れています。
産業分類別就業者人口の割合の比較
資料:平成12年 国勢調査(当時の阿蘇郡。旧蘇陽町を含む) |
阿蘇の位置
阿蘇の風景(外輪山に広がる草原)
阿蘇には温泉も多い
|