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牛から見た草原 |
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好きなもの、嫌いなもの
柔らかか草が好きたい。成長して硬くなった草は苦手たい。牛にだって好き嫌いはあるたい。チカラシバという草も背が高くなると、ほ先が目に入って痛かけん好かんたい。自分たちのフンだけど、やっぱりあまり近づきたくはなかね。草原の中を歩くときは、草の残った茂みの近くではフンに注意したほうがよかね。
トラクターが入られんごたる急斜面でも平気かばい。水平に移動ばしながら登り降りするとたい。そぎゃんやって私たちが草ば食べ歩いてできる跡は「牛道」と呼ばれるとたい。 1日に3kmは軽く歩けるばい。
牧野の境界には、私たちがよその牧野に入り込まんごつ44、土ば積み上げた土手がつくられとるたい。昔のことだけん、もちろん私たちゃ生まれてなかばってん、今も残っちょるばい。その長さは全部で500kmにも及ぶそうばい。