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「本物の牛肉を消費者に食べてもらうには、生産者自身が直接消費者に売るしかない」「都会の消費者に阿蘇のあか牛の生産過程と生産経費を分かってもらって、そして納得した上であか牛を食べてもらいたい」と思ったからです。村の働きかけもあって、4人の勇士(有志)が集まって5年前にこの生産組合を立ち上げました。今も4戸の農家でがんばっています。 |
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でも日本人は、さしの入った霜降り肉を好む傾向があって、いくらあか牛が健康な肉であるといっても、価格も安く、最初は販売に苦労しました。 |
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しかし最近になって、BSE問題の発生や、消費者の健康志向の高まりによって、食品においては、安心・安全が見直されつつあります。牛の流通業界にもトレーサビリティシステムというのが導入されるほどです。このシステムは消費者がスーパーなどで肉を買うと、それがどこの誰に育てられた牛で、どんな飼料を食べて育ったかというのが分かるようになっているものです。 |
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でも私は、子牛の生産と肥育を別々に行っている畜産の現状からすると、ちゃんとこのシステムを動かすのは相当難しいことだと思っています。その点、私たちの「さわやかビーフ」は地域内一貫生産といって、まず牛が赤ちゃんの時から阿蘇の草原で育てていますので間違いがありません。小さな頃から草原の草を食べさせ強い内臓を作ります。その後肥育するわけですが、ここで飼料として与える穀類はなるべく国産のものを使用するよう心がけています。ただ、いまのところは穀類を大部分が国外に依存しているので、より安全な牛肉の生産するため、今年は国産穀類100%の実験をしてみたいと思っています。 |
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こうして試行錯誤を繰り返しながら赤ちゃんの頃から手塩にかけて育ててきたあか牛たちを、さらに自分の所で解体し、加工して消費者に直接届けていますので、間違いなく私たちの顔が消費者に見えるんです。 |
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そして、私たちが直接阿蘇の商品である「あか牛」を販売することによって、都会の人たちにより深く阿蘇を知ってもらえるんです。阿蘇の活性化には、都会の人たちの理解と、都市と農村との結びつきを強めることが重要なんです。そういう意味もこめて「さわやかビーフ」を販売しています。
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